研究プロジェクトの紹介

研究を支援するためのツール「研究者ネットワーク可視化ツール」の実装と公開

 日本国内の研究者がどのような人的なネットワークを構築しているのかをネットワーク分析の手法を用いて可視化するツールを開発します。これにより、研究者同士のコミュニケーションが広がり、研究がより活性化します。

 開発されたツールは、研究者だけでなく、企業や自治体、社会のみんなが使えるように公開を予定しています。これにより、日本国内の研究活動が一層向上します。

金沢大学 先端科学・社会共創推進機構
池田 虎三 助教 イケダ トラゾウ
金沢大学 先端科学・社会共創推進機構
池田 虎三 助教 イケダ トラゾウ
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研究者ネットワークとは、

 多くの研究者は、お互いに研究成果を共有し合い、共同で研究をおこなっています。それらの人的なネットワークを見える化(可視化)することで、研究者同士の繋がりが明確になり、研究者間の交流が活発になります。これにより、より研究活動が活性化し、社会の課題解決に繋がっていきます。

日本初のツールの開発

 研究者間の繋がりは、これまで研究者のコミュニティの中だけで完結していました。研究者ネットワークを可視化することは日本初の試みであり、社会にどのような研究コミュニティが存在しているのかが、明確になります。
 これにより、社会課題の解決に向けた相談を、どの研究コミュニティの誰に相談すれば良いのが、コミュニティの外からも分かるようになり、企業、自治体、社会のみなさんにとっても非常に役立つツールになります。

社会課題の解決のために

 地球温暖化や防災、情報インフラ、少子高齢化、エネルギー問題といった近年の社会課題は複雑化、多様化しており、1人の研究者だけでは解決が困難になってきています。
 そのため、研究者同士の繋がりを利用して、チームで社会課題解決に立ち向かう必要があります。どのようなメンバーでチームを構成するのか、研究者間のネットワークや研究者の研究分野を考慮することで、より効率的な課題解決を行うことができます。