研究者・大学名一覧
研究者・大学名一覧
研究者/大学
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研究概要
悪性軟部腫瘍では、広範切除術が標準術式である。悪性神経原性腫瘍の場合は予後も不良であるばかりか、神経も合併切除するため、患肢の機能予後も不良である。その生命予後、機能予後の改善のためには、そのモデル動物の作成・樹立が不可欠であるが、いまだに神経原性腫瘍モデルの作成・樹立は行われていない。その理由はヌードマウスにおいて、最も太い坐骨神経が直径1mmにも満たない解剖学的な特徴が原因であった。申請者らはヌードラットを用いた実験経験を活かし、ヌードラットを用いることでこの神経原性腫瘍モデル樹立の
可能性を見出した。神経原性腫瘍モデル動物の樹立により、腫瘍の神経内発育様式や、神経外膜のバリア機構、抗がん剤の効果などの解明につながる。さらには患者由来細胞移植モデルも作成することで、抗がん剤感受性試験によって個別化医療(テーラーメード医療)につながり、新たな治療薬の発見や、より低侵襲な手術法の開発など生命予後・機能予後に大きな福音をもたらすことができると確信する。 -
渡辺 哲陽教授ワタナベ テツヨウ金沢大学理工研究域
研究分野: ロボティクス,マニピュレーション,ソフトロボット,医療福祉ロボット
研究概要
人間生活の近くでは周辺に様々な「モノ」や「カベ」があり,このような狭くモノが散らかった空間でも自在に動くことができるロボットハンドシステムの実現を目指しています.ポイントは「出来る限り少ない(単一の)アクチュエータ(モータ)で多機能をもつ」というミニマリズムのコンセプトです.ロボットの重量,配線,制御自由度などが低減されるため,実応用に適しています.AI技術を使って物体操作するときに導入がやり易いハンドです.