研究者・大学名一覧
研究者・大学名一覧
研究者/大学
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研究概要
私たちは「近赤外光」と呼ばれる光を用いて、環境エネルギーの活用、医療技術の革新、センサーの高感度化などを実現する新しい材料の開発に挑んでいます。近赤外光は身の回りの生活を鮮やかに彩る色の源である可視光と呼ばれる光に類似していますが、ヒトの目に知覚することはできません。しかしながら、近赤外光は太陽エネルギーに無視できない量含まれ、かつ人体への安全性も高いといった明確な利点があります。私たちの研究室の強みは、有機合成の技術を用いて近赤外光を活用できる材料を様々なニーズに合わせて開発できる点です。特に青色の絵の具の原料であるフタロシアニンと呼ばれる色素を元に、これまでに化学・物理・生物・医学分野などに貢献できる近赤外色素材料を開発し、それらの一部は社会実装に向けた取り組みも進んでいます。「見えない光」で「生活を鮮やかに彩る」研究へ応援ご支援よろしくお願いします。
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堀江 真史准教授ホリエ マサフミ金沢大学医薬保健研究域医学系 分子細胞病理学
研究分野: 病理解剖から得られた検体を活用した、様々な疾患の分子遺伝学的研究を行っています。
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(外部サイトに移動します)研究概要
がんはドライバー遺伝子に対する分子標的薬が次々と開発され治療は目覚ましい進歩を遂げているもののいまだ予後不良です。これは腫瘍内不均一性に起因する治療抵抗性の獲得により最終的には肺やリンパ節に留まらず脳や骨など全身に遠隔転移をきたすためと考えられてます。腫瘍内不均一性の重要性は認識されてきましたが、発生や分化で特に重要となるエピゲノムに着目した腫瘍内不均一性は未解明です。本研究では病理解剖から得られた検体を活用し、検体採取が困難であった空間的に多発するさまざまながんのエピゲノム不均一性の全容を解明することで、治療抵抗性や遠隔転移に寄与するエピゲノム異常の同定と新規治療法の探索を行います。また、併せて臨床応用に向けたエピゲノム不均一性解析の基盤構築を目指します 。
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研究概要
レット症候群は,およそ1万人に1人に発症する女児だけの難疾患です。厚生労働省の発達障害の指定難病に認定されています。1歳くらいまでは正常に成長しているようにみえますが、それまでできていた様々な機能が徐々に失われていき、言葉を話し始めていたのが、急にしゃべれなくなったりと、知能や言語・運動能力が低下してききます。
1999年に原因遺伝子が同定されていますが,未だその治療法の確立には至っておりません。レット症候群に非常によく似た疾患として,MeCP2重複症候群,CDKL5症候群等の神経疾患がありますが,何れもその原因は不明のままで,治療法の開発には至っておりません。
我々は,これらの希少難病の治療方法の確立を目指して日々研究を行っています。 -
研究概要
運動による健康増進効果には細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアを軸とする基質酸化力の亢進が重要です。運動の実施はミトコンドリア生合成を促進させたり(増やす)、機能を亢進させたり(性能を上げる)します。私はミトコンドリアの精製と細胞生物学的手法、プロテオーム解析やメタボローム解析等を通じて、運動や加齢、疾病で変動する筋細胞のミトコンドリアへ影響を与えるタンパク質や遺伝子を同定し、その機能解析を進めています。近い将来、運動能力向上や健康増進・疾病予防に必要不可欠な新たな骨格筋の制御機構を解明するとともに、他の臓器・組織のへの応用も考えています。
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研究概要
これまで臨床場面で出会う精神疾患や神経疾患の人たちの高次脳機能(記憶、注意、精神運動、学習、遂行機能などの認知機能)について評価やそれらの改善のためのアプローチを行なってきました。そのための神経心理学的検査の開発や疾患の特徴に即した認知リハビリテーションの開発も行ない、取り組んできました。現在はとくに、脳疾患(脳腫瘍)と統合失調症の人たちについてのより良い心理社会的支援につなげるための研究を行っています。アプローチに際して、症状だけでなく、認知予備力(認知機能の低下を抑える個人の潜在能力)の影響を考慮するための検討を行っています。また、遠隔でも可能な認知機能評価と心理社会的支援の開発にも取り組んでいます。ご支援の程、どうぞよろしくお願い致します。
研究課題
1.脳腫瘍患者における術後治療転帰に関する心理学的要因と心理社会的支援
2.統合失調症患者の認知機能改善と遠隔支援 -
松島 大輔教授マツシマ ダイスケ金沢大学融合研究域
研究分野: 経営学
研究概要
この国の可能性をたずさえグローバルに活躍する学生
先輩企業の『軒先』を借りて起業する学生
システムメーカーとしてシン産業を起こすシン学生
を育てています。従来のタコツボ化した大学の専門にとらわれず、社会や産業と融合して新しい価値を世界に提供する研究を進めております。
何を実現したいか、どうしても解決したい問題は何か-目標や課題からバックキャストして社会を、世界を、変革する人財を育てるため、皆さんの力をお貸しください!そして是非我々産学融合研究会の取り組みと研究、教育をご覧頂けましたら幸いです。 -
研究概要
北陸地方は、歴史や文化を重んじる土地柄であり、日本考古学に関しても明治時代の北陸人類学会以来、1世紀以上の研究の蓄積があります。私は富山県出身、金沢大学卒業・修了の生粋の北陸人であり、ずっと北陸地方の歴史と文化に触れてきました。その背景を活かして、北陸地方の縄文時代を中心とする東アジアの編物・敷物圧痕をはじめ、金沢大学構内遺跡とその出土遺物、金沢大学資料館所蔵の博物館資料、近代の歴史的建造物等、先史・古代・中世・近世・近現代の多様な文化財を調査・研究しています。特に近年は、民俗・民族調査や三次元計測などの手法も取り入れながら、多角的に東アジアの歴史像・文化像を描くことを目指しています。それだけでなく、これからの北陸地方および日本を支える重要な柱のひとつである文化観光も視野に入れて、公益性の高い調査・研究を進めていきます。
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研究概要
体内時計中枢・視床下部視交叉上核の神経ネットワークの動作原理を明らかにすること、体内時計中枢が睡眠覚醒を始め様々な生体機能を制御するメカニズムを統合的に理解することを目指しています。さらに、体内時計中枢の異常により生ずる疾患病態の研究や疾患モデルの開発にも発展させていきます。
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宮嶋 陽司准教授ミヤジマ ヨウジ金沢大学理工研究域
研究分野: 材料科学、金属、ハイエントロピー合金、アルミニウム合金、銅合金、鉄鋼材料、異種金属積層材、組織定量学、ナノ粒子、レーザー、薄膜、炭素材料、ナノ結晶粒金属
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(外部サイトに移動します)研究概要
研究は主に3種類に大別できます。
1つ目は、各種高強度金属材料を開発することで、車や飛行機等の移動用機器を軽量化に貢献します。他にも、軽量導電ワイヤーの開発も行っています。
2つ目は、金属材料のナノ粒子や薄膜を作製し、コーティングや触媒として用いて、結果を社会へ還元します。
3つ目は、炭素系材料の研究です。酸化グラフェン等の炭素系材料と金属ナノ粒子等を組み合わせることで、各種触媒を作製し、SDGsへと貢献します。
https://materials.w3.kanazawa-u.ac.jp/