研究者・大学名一覧
研究者・大学名一覧
研究者/大学
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研究概要
我々は、生体内の様々な病変を超早期に検出可能なイメージング法の開発を行っています。特に、α線、β線等を用いた放射線内照射とX線等を用いた放射線外照射を利用したがんの放射線治療における治療効果増強法と副作用軽減法の開発に取り組んでいます。また、数十年後にはがんよりも致死率が問題になる薬物耐性菌感染症では、抗菌剤などの薬物療法の効果がなくなるため、薬剤耐性菌感染症を克服するために放射線治療の適応を考え、放射線内照射による薬剤耐性菌治療法を研究しています。
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研究概要
いま地球気候は人間活動によって大きく変化しようとしています。しかし、人間が活動を開始する以前にはもっと激しい気候変動が起こっていたこともわかっています。
人間活動に伴う気候変化を正しく評価するには、元来地球が持つ自然の変動リズムやそのメカニズムを理解する必要があります。当研究室では、海に生息する小さなプランクトンの化石から過去の海洋環境の変化を読み取り、地球気候の変動メカニズムを理解しようと研究を行っています。 -
研究概要
原発性胆汁性胆管炎(PBC)を中心に、細胞老化とオートファジー異常に着目して肝胆道系疾患の病態解明を行う。成果を診断治療に有用なバイオマーカーや新規の治療法の開発につなげる
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研究概要
自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder; ASD)は社会性の障害を特徴とする発達障がいです。ASDの診断基準を満たさないものの、他者の思考や感情を理解することが難しく、社会的コミュニケーションに困難を抱えやすい方たちは、ASDグレーゾーンと呼ばれます。発達早期にASDグレーゾーンを識別し、こうした生きづらさを抱える人たちを適切な支援に繋げることが求められていますが、これまでに有用なバイオマーカーは報告されていません。本研究では、ASDグレーゾーンの遺伝要因と他者の心の類推に関する神経基盤を明らかにし、特異的なバイオマーカーを確立することで、適切な支援につなげることを目的としています。
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ジェンキンズ ロバート准教授ジェンキンズ金沢大学金沢大学・理工学域・地球社会基盤学類・地球惑星科学コース
研究分野: 地球科学,古生物学,古地磁気学,地質学,海洋生物学
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(外部サイトに移動します)研究概要
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震によって,能登半島の外浦(北西海岸)は歴史記録に類をみない4mを超える隆起が引き起こされ,珠洲市と能登町を中心とした内浦(東海岸)には津波が襲来した.これらによって海底環境や海洋生態系に大きな影響を与えた.その実態を把握し,継続的な生態系・環境の回復過程を追跡する.
本研究では,能登半島地震の最大の特徴である「隆起」と「津波」による影響評価を行うべく,輪島地域と,能登町-珠洲地域の2地域において,生物学的・地球化学的・地質学的分析を駆使して,生物相,生態系,水(海水・海底下の間隙水),海底(岩礁・堆積物)を総合した生物―地球―化学環境の変化を明らかにする.
金沢大学・理工学域・地球社会基盤学類・地球惑星科学コースおよび国際基幹教育院の教員有志による研究チームで活動します.
参画教員
ジェンキンズ ロバート (地球惑星科学コース)
佐川拓也(地球惑星科学コース)
臼井洋一(地球惑星科学コース)
佐藤圭(国際基幹教育院) -
研究概要
魚類では中枢神経の優れた再生・治癒能力が認められる。魚類では視神経や脊髄に損傷を受けても神経細胞の軸索再生が見られ,機能的にも完全な回復が認められる。本研究では,視神経損傷後に最初に起こる分子の発現が,再生・修復のカスケード反応にどのような役割を果たすのか,を中心に解明を目指し、哺乳類への応用への手掛かりとしたい。
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當摩 哲也教授タイマ テツヤ金沢大学ナノマテリアル研究所 創エネルギーデバイス開発グループ
研究分野: 太陽電池,有機薄膜太陽電池,ペロブスカイト太陽電池,有機電子デバイス
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(外部サイトに移動します)研究概要
我々チームは,イオン液体添加技術によりペロブスカイト太陽電池の長寿命化に成功している。さらに,半透明モジュールやタンデムモジュールの開発を展開している。これにより安価・高性能・長寿命なフィルム太陽電池が実現でき,我々の力でエネルギー問題・環境問題のゲームチェンジを目指している。
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研究概要
高齢者人口の増加により心不全患者は増加しており、2030年には国内で130万人に上ると推定されています。心不全は進行性の病気です。高度に心機能が低下する重症心不全患者は薬物治療の効果が小さくなり、最終的には心臓移植が必要となりますがドナー不足が深刻な状況です。既存医療を補完する臓器不全治療の開発が急務でありその一つとして再生医療が注目されています。iPS細胞は多系統細胞への分化誘導が可能であり、分化誘導した細胞塊あるいはシート状組織を移植することで、失われた機能の改善が見込まれます。しかしiPS細胞から誘導する心筋細胞は、腫瘍化リスクや高コストなど課題が多いことから、非iPS細胞を用いた再生治療研究も必要であると考えています。皮下脂肪組織の間質に存在する細胞(adipose SVF細胞)は幹細胞を含んでいます。体細胞由来であることから腫瘍化リスクが少なく、美容外科的手法で低侵襲的に大量に採取できることから再生治療ソースとしては高い魅力があります。これまでの研究において、adipose SVF細胞は、iPS細胞とは異なり拍動する心筋細胞へ分化誘導することはほぼ不可能であるとされてきました。私は成体マウスのadipose SVF細胞の初代培養において、一部の細胞集団から自律拍動する細胞が出現する現象を発見し、この拍動細胞が心室様心筋細胞であることを示し報告しました (Takashima S. Sci Rep 2021)。しかしAdipose SVF細胞の一部の細胞が初代培養において拍動心筋細胞に分化する詳細なメカニズムは不明です。また拍動心筋細胞の出現頻度が低いことも課題です。私はこれまでに転写因子Mef2cをadipose SVF細胞に強制発現させると拍動心筋細胞が最大2000倍にまで増加することを確認しました。以上の自身の基礎的成果から、非iPS細胞であるadipose SVF細胞を、iPS細胞と同様に「拍動心筋細胞に選択的に分化誘導し収量を増幅できる」実現可能性を着想しました。本研究ではAdipose SVF細胞の拍動心筋分化メカニズムの解明と拍動心筋細胞の分化誘導・増幅法の開発を目的とします(図1)。本研究は重症慢性心不全患者に対する新しい心筋補充治療の創成につながると考えています。皆様のご理解と温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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高松 博幸教授タカマツ ヒロユキ金沢大学融合研究域融合科学系
研究分野: 免疫療法
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