研究者・大学名一覧
研究者・大学名一覧
研究者/大学
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研究概要
地球温暖化による気候変化に伴い,大雨の激甚化や頻発化それに伴う大規模洪水の発生が懸念されています.また,我が国においては今後人口減少が進むことが想定されており,都市構造変化も予測されます.こうした地球環境と社会構造の変化を考慮し,将来の大雨特性の変化を明らかにし,それに伴う河川の氾濫や土地の浸水についてのシミュレーションを行い,経済損失や避難困難度といった水災害リスクの評価を行います.さらに,氾濫制御施設や遊水地の建設といったハード対策や,人口減少下における居住地移転などのソフト対策による被害軽減効果の評価を行います.
また,リアルタイムでの水災害対策に資する降雨予測情報の構築と活用に関する研究にも取り組みます.
以上の研究活動により,水災害に適用した強い社会・地域づくりに貢献します. -
研究概要
股関節を失った下肢切断者の方は股義足(こぎそく)と呼ばれる股、膝、足首の関節の機能を含んだ脚そのものを代替した義足を使いますが、既存の義足には動力がなく、義足を利用して生活する際に大きな身体負担が加わっています。本研究では股義足の股、膝、足首の関節に対応する継手部品を動力化し、高機能化したものを開発することで、日常的な歩行の負担を大幅に低減し、さらに、これまでにできなかった運動(たとえばスムーズな階段昇降や坂道歩行など)をできるようにしたいと考えています。
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藤生 慎准教授フジウ マコト金沢大学融合研究域 融合科学系
研究分野: 土木工学,防災工学,土木計画学,観光計画学,交通計画学,維持管理工学,東ティモール民主共和国(インフラ・教育・防災・維持管理・観光など)
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(外部サイトに移動します)研究概要
私たちは地域住民が安心して生活できる、安全・安心な社会の実現を目指して研究を行っています。研究成果を社会へ還元するために、社会課題に真摯に向き合い、その課題解決に尽力しています。私たちの研究室では,これまで,防災・交通・観光・健康・まちづくりをテーマに、様々な研究を実践しており、これらの知見をもとに、能登の震災復興における安全・安心なまちづくりを、地域自治体、地域住民の皆様と協働で進めています。
研究では、世界最先端のセンサーで取得したビッグデータを用いることで、統計解析からAIまで幅広く研究を行っています。複雑化する社会課題にスピーディに対応することが求められており、「実践的な研究」、「最重要課題からのタックル」、「現場第一主義」を研究室の目標に掲げ、研究・教育を行っています。
グローバルな視点からの研究も取り入れ、東ティモール国立大学と研究・教育における大学間交流協定を締結しました。東ティモール共和国全土を研究・教育を行う場とすることで、地球規模の課題解決にも挑戦しています。
これらの研究をさらに推進するために寄付のご協力のほど、よろしくお願いいたします。 -
研究概要
私たちは「近赤外光」と呼ばれる光を用いて、環境エネルギーの活用、医療技術の革新、センサーの高感度化などを実現する新しい材料の開発に挑んでいます。近赤外光は身の回りの生活を鮮やかに彩る色の源である可視光と呼ばれる光に類似していますが、ヒトの目に知覚することはできません。しかしながら、近赤外光は太陽エネルギーに無視できない量含まれ、かつ人体への安全性も高いといった明確な利点があります。私たちの研究室の強みは、有機合成の技術を用いて近赤外光を活用できる材料を様々なニーズに合わせて開発できる点です。特に青色の絵の具の原料であるフタロシアニンと呼ばれる色素を元に、これまでに化学・物理・生物・医学分野などに貢献できる近赤外色素材料を開発し、それらの一部は社会実装に向けた取り組みも進んでいます。「見えない光」で「生活を鮮やかに彩る」研究へ応援ご支援よろしくお願いします。
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堀江 真史准教授ホリエ マサフミ金沢大学医薬保健研究域医学系 分子細胞病理学
研究分野: 病理解剖から得られた検体を活用した、様々な疾患の分子遺伝学的研究を行っています。
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(外部サイトに移動します)研究概要
がんはドライバー遺伝子に対する分子標的薬が次々と開発され治療は目覚ましい進歩を遂げているもののいまだ予後不良です。これは腫瘍内不均一性に起因する治療抵抗性の獲得により最終的には肺やリンパ節に留まらず脳や骨など全身に遠隔転移をきたすためと考えられてます。腫瘍内不均一性の重要性は認識されてきましたが、発生や分化で特に重要となるエピゲノムに着目した腫瘍内不均一性は未解明です。本研究では病理解剖から得られた検体を活用し、検体採取が困難であった空間的に多発するさまざまながんのエピゲノム不均一性の全容を解明することで、治療抵抗性や遠隔転移に寄与するエピゲノム異常の同定と新規治療法の探索を行います。また、併せて臨床応用に向けたエピゲノム不均一性解析の基盤構築を目指します 。
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研究概要
レット症候群は,およそ1万人に1人に発症する女児だけの難疾患です。厚生労働省の発達障害の指定難病に認定されています。1歳くらいまでは正常に成長しているようにみえますが、それまでできていた様々な機能が徐々に失われていき、言葉を話し始めていたのが、急にしゃべれなくなったりと、知能や言語・運動能力が低下してききます。
1999年に原因遺伝子が同定されていますが,未だその治療法の確立には至っておりません。レット症候群に非常によく似た疾患として,MeCP2重複症候群,CDKL5症候群等の神経疾患がありますが,何れもその原因は不明のままで,治療法の開発には至っておりません。
我々は,これらの希少難病の治療方法の確立を目指して日々研究を行っています。