研究者・大学名一覧
研究者・大学名一覧
研究者/大学
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研究概要
立位や座位,臥位など,任意の体位で画像を取得可能なMRI装置(グラビティMRI)を開発し,体位の違いによる生体局所の機能および形態情報を取得・比較する.
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研究概要
がんの転移はがん患者の最も多い死亡原因です。特に骨へのがん転移は、患者さんの生活の質(QOL) に影響を及ぼします。しかし、その治療法はいまだに存在していません。
私たちは、①骨に転移したがん細胞では通常の免疫応答が弱いこと、②がん細胞が定着しやすい環境を骨内に築いていること、を明らかにしました。
こうした研究成果をもとに、がん骨転移を予防し治療する画期的医療の開発を目指しています。 -
研究概要
感染症学に関する幅広い研究テーマに積極的に取り組んでおります。感染症の基礎的・臨床的研究(病原微生物解析と分子疫学研究、微生物ゲノム研究、薬剤耐性及び病原性メカニズム、感染病態及び感染様式の解明、感染症検査診断法、抗微生物薬適正使用と感染症治療、感染予防と制御策の確立等)に取り組み、感染症学・臨床検査医学におけるトランスレーショナル・リサーチを推進いたします。病態では、微生物ゲノム、薬剤耐性、病原因子、伝播メカニズムの研究、疫学では、薬剤耐性菌の分子疫学研究、下水疫学による感染症流行予測、検査診断では、新規遺伝子検出法、微生物同定/薬剤耐性検査法の確立、治療では難治性感染症の治療法の確立、ビッグデータ解析研究、予防制御では新規感染制御法、消毒技術の開発を行い、総合的な感染症研究を進めて参ります。このように、先進的、学際的、創造的な感染症研究を推進し、感染症科学を基盤とした臨床検査医学を発展させて参ります。
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研究概要
私は長年にわたり、医師として内分泌代謝疾患の診断と治療を手掛けてきました。研究面では、海外留学中に質量分析計を用いた網羅的測定方法を習得し、これを基に革新的な解析手法を開発し報告しています。2022年には、難治性副腎疾患に関する大規模研究を通じて、AIを用いた疾患予測アルゴリズムを開発し、その高い予測精度で注目を集めました。私は医療AI研究の専門家として、他の多くの診療科や学術分野との融合研究にも積極的に参加しています。また、VRやAIを活用した教育ツールの開発に尽力し、一般市民にも生活習慣病の予防と管理の知識を広めることを目指しています。
〇研究課題
・マルチオミクス、ウエアラブルデバイスを活用した革新的診断予測支援ツールの開発
・マルチデバイス対応医療教育支援プログラムの開発
・健康経営と災害医療の効率化を目的とした領域特化型AIサービスの構築
・総合大学の資源を活用した文理医融合による地域医療の問題解決
未来の医療ってどんなものを想像しますか?私の研究は、教育、研究、臨床の各分野での実績を通じて、医療の未来を創造することを目指しています。 -
研究概要
エジプトのサッカラ遺跡は、南北7Km、東西2kmの規模の古代エジプト最大の墓地です。この遺跡には最古のピラミッドであるジェセル王の階段ピラミッドなどの多数のピラミッドなど多くの墓が埋蔵されており、古代エジプト3000年間の歴史が隠されています。しかし、サッカラ遺跡の多くの場所は未発掘のままです。日本とエジプト観光考古省の合同調査隊は、サッカラ遺跡北部の東側斜面を発掘し、古代エジプトの王朝初期の墓、ツタンカーメン王の生きた第18王朝時代の墓、クレオパトラ女王の時代の墓が多数発見され、発掘地が大変有望な場所であることが明らかとなりました。今後さらなる発見が期待され、発掘調査、出土遺物の分析、保存修復等に多くの支援が必要とされます。研究をさらに推進するために寄付のご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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研究概要
脳を理解することは、人間を理解することともいえます。私たちの研究室では、脳が正しく働くための仕組みや、病気の際に脳にどのような異常が起きているか研究しています。これらを通じて、新しい医療に貢献していきます。
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研究概要
パレオゲノミクス(古ゲノム学)は、過去の人類集団の起源研究に大きな成果をもたらし、人類学・考古学の枠組みを超えて、新たな仮説を生み出すポテンシャルを有している。
近年では、遺跡から出土する人骨を全てゲノム解析して、血縁関係や他地域からの移入など、「1個体の歴史性(ライフヒストリー)」の復元が重要視されてきた。しかし、近年日本で進められているパレオゲノミクスはまだ数百個体程度のゲノム解析しかできておらず、現代人ゲノム研究並みの1万人〜10万人規模での比較解析ができていないのが現状である。
本プロジェクトは、この1万人パレオゲノミクスプロジェクトを達成することで、日本列島人の過去から現代までのヒトのつながりを可視化させるだけでなく、日本列島人特有の過去から受け継がれた遺伝的遺産(Genetic Legacy)を特定し、疾病リスクや感染症の重症化リスクなどの医学的に有益な情報のアーカイブ化を目指すものである。そこには、これまでの現代人ゲノムデータの解析だけではわからない、過去の「新たな真実」が発掘されると期待される。日本列島人とは何者なのか?客観的な評価に基づいた大規模パレオゲノミクス研究が展開される。 -
研究概要
目には見えないナノサイズの原子の集合体で精密な"形"を作ります。形によって特性を制御できる、新しい材料化学の発展に寄与します。機能が発現する最小単位の化学、バナジウム、クラスター。
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久保 豊准教授クボ ユタカ金沢大学人間社会学域
研究分野: 映画研究、映画批評、映画史、クィア・スタディーズ、日本研究、ジェンダー、セクシュアリティ、老年学、食文化
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研究概要
ボツリヌス菌は生後約1歳未満の乳児に感染し、腸内で毒素を作り致死的な麻痺を引き起こします。一方で、成人には通常感染しません。例えば本菌の芽胞はハチミツに含まれることが知られており、赤ちゃんには与えないよう警告がなされていますが、大人はいくらハチミツを食べても全く感染しません。これはなぜでしょうか?
1980年台初頭の研究から、腸内細菌が感染防御に重要であると考えられているものの、その後動物モデルを用いた感染実験は報告されておらず、詳細なメカニズムは現在でも不明なままです。
本研究は、「なぜ乳児だけがボツリヌス菌に感染してしまうのか」という半世紀近くにわたる謎を解明し、新規の治療・予防法の開発につなげることを目的とします。
当研究室では、現在(おそらく)世界で唯一ボツリヌス菌の感染実験を実働しており、無菌マウスやヒト乳児糞便移植マウスを駆使して、実際の感染状態における腸内細菌・宿主・病原体の相互作用を研究しています。ボツリヌス菌という特殊な感染機構を持つ病原体を介して、乳児型から成人型へと腸内細菌叢が変遷していくことの生物学的な意義についても迫ることができると考えています。