研究者・大学名一覧
研究者・大学名一覧
研究者/大学
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研究概要
本研究は、エジプト有数の大規模墓地であるサッカラ遺跡の北部にて日本・エジプト合同調査チームが発見した墓地群の学際融合的な現地調査を行い、古代エジプト初期王朝時代からローマ支配時代の約3400年間に展開したサッカラ・ネクロポリスの形成と展開について新知見を提示し、古代エジプト文明における埋葬文化の変容を明らかにすることを目的とする。調査研究にあたっては、上記の対象資料の各時代を専門とする考古学者と文献学者、建築史学者、形質人類学者、考古生物学者、材料科学者、保存修復の専門家、デジタル記録の専門家からなる国際チームにより総合的な学際融合研究を推進する。
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研究概要
ボツリヌス菌は生後約1歳未満の乳児に感染し、腸内で毒素を作り致死的な麻痺を引き起こします。一方で、成人には通常感染しません。例えば本菌の芽胞はハチミツに含まれることが知られており、赤ちゃんには与えないよう警告がなされていますが、大人はいくらハチミツを食べても全く感染しません。これはなぜでしょうか?
1980年台初頭の研究から、腸内細菌が感染防御に重要であると考えられているものの、その後動物モデルを用いた感染実験は報告されておらず、詳細なメカニズムは現在でも不明なままです。
本研究は、「なぜ乳児だけがボツリヌス菌に感染してしまうのか」という半世紀近くにわたる謎を解明し、新規の治療・予防法の開発につなげることを目的とします。
当研究室では、現在(おそらく)世界で唯一ボツリヌス菌の感染実験を実働しており、無菌マウスやヒト乳児糞便移植マウスを駆使して、実際の感染状態における腸内細菌・宿主・病原体の相互作用を研究しています。ボツリヌス菌という特殊な感染機構を持つ病原体を介して、乳児型から成人型へと腸内細菌叢が変遷していくことの生物学的な意義についても迫ることができると考えています。 -
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研究概要
自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder; ASD)は社会性の障害を特徴とする発達障がいです。ASDの診断基準を満たさないものの、他者の思考や感情を理解することが難しく、社会的コミュニケーションに困難を抱えやすい群は診断閾値下ASDと呼ばれます。発達早期に診断閾値下ASDを識別し、こうした生きづらさを抱える人たちを適切な支援に繋げることが求められていますが、これまでに有用なバイオマーカーは報告されていません。本研究では、診断閾値下ASDの遺伝要因と他者の心の類推に関する神経基盤を明らかにし、特異的なバイオマーカーの確立を目指します。