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エネルギー

将来の地球環境を守る:ペロブスカイト太陽電池の研究開発

當摩 哲也 教授 タイマ テツヤ
所属
金沢大学 ナノマテリアル研究所 創エネルギーデバイス開発グループ
研究分野
有機機能材料
キーワード
太陽電池,有機薄膜太陽電池,ペロブスカイト太陽電池,有機電子デバイス

 我々チームは,イオン液体添加技術によりペロブスカイト太陽電池の長寿命化に成功している。さらに,半透明モジュールやタンデムモジュールの開発を展開している。これにより安価・高性能・長寿命なフィルム太陽電池が実現でき,我々の力でエネルギー問題・環境問題のゲームチェンジを目指している。


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當摩 哲也 教授 タイマ テツヤ
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研究内容

研究分野は有機薄膜太陽電池、ペロブスカイト太陽電池、その他の有機電子デバイスです。

みなさん、有機でできた製品って何をイメージしますか?
農作物、食料、紙、繊維、プラスチック、ビニールですかね。身近なところではペットボトルだと思います。このプラスチックボトルが生まれたのは40年程前で、それまでは重たいガラス瓶や缶を使っていたそうです。想像できますか?瓶入りのジュースを(今でもアルヨ)。何はともあれ、軽くて、柔らかく、安価なプラスチックボトルの登場で、流通コストも下がり、一石何鳥もの効果があるのです。世の中は、無機から有機へ変化しているのを感じていますか?

新エネルギーとして期待されている太陽電池って知ってまか?
太陽電池はシリコンや無機材料でできており、数兆円の市場を形成しています。無機材料でできた太陽電池は大変重く、屋根に載せるもの運ぶのも大変です。想像してください、有機でできた太陽電池を。軽くて、柔らかくて、安い太陽電池ならば、今の太陽電池では想像できない用途が広がるでしょう。窓、ビニールハウス、工場の屋根、モバイルガジェットなどなんでもアリです。

そんな研究をしています。

有機でいろいろ作りたい。LEDから有機EL、シリコントランジスタから有機トランジスタ、モーターから有機アクチュエーター、はたまた圧電・熱電素子まで有機にならないかと妄想しながら研究を進めています。