オープンソースな集積回路設計・製造、Make
研究概要
社会で幅広く「道具」として使われるべき半導体は、その技術の高度化(ムーアの法則)の結果として、一部の人しか使えなくなっている現象があり、それは「独自の半導体をつくれば実現できるかもしれない」という発想自体を妨げていると考えています。
この現象をより広くとらえると、多様な人が様々な技術を「道具」として使えるようになることで、社会や個々の課題を解決することができるようになると考えられます。このような傾向は「技術の民主化」と呼ばれ、2010年頃からAIを含むIT技術、電子回路、機械加工などの様々な分野で世界的にみられるようになってきていて、"Make"と呼ばれています。
私の研究室では、半導体とMakeの接点を探り、具体的な課題(特に人間と機械の関わりであるヒューマンインタフェースに関連する課題)を設定して研究を行っています。個々の研究課題は小規模で多様な分野にわたるため大型の研究プロジェクトを組織しにくい傾向があることから、みなさまの幅広いご支援をお願いします。
これまでの成果物: http://akita11.jp/works/