医用レントゲン診断技術に関する挑戦的研究

林 裕晃 教授
金沢大学
融合研究域融合科学系

研究分野: 医用システム工学,医学物理学

研究概要

医療X線(レントゲン検査,CT検査)の安全かつ有効に利用するための新しい技術開発を行っています.具体的には,①被ばく線量評価技術の開発や②X線画像検出器の開発を行っています.

【テーマ1】被ばく線量評価技術の開発
日本の医療被ばくは世界ダントツのワースト1位で,被ばく線量を下げることが望まれています.レントゲン撮影やCT検査を適正に利用するために,被検者(患者さん)が被ばく線量を知ることができる仕組みを作りたいと思っています.

【テーマ2】X線画像検出器の開発
およそ130年前にレントゲン博士がX線の透視能力を使って『透過画像を見れる』ことを示し,この画像診断手法が現代まで使われています.しかし,物質を透過したX線を解析して画像化すれば,さらに多くの診断情報を引き出すことができ,レントゲン撮影検査の価値を高めることができます.X線の『真の撮像能力』を引き出すためのチャレンジングな研究を行っています.

研究室HP: https://hayashi.w3.kanazawa-u.ac.jp/

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