研究者へ寄付
震災・防災

被災支援のためのケア:自覚しにくい心のダメージを早期発見し、心と体を健康にする

吉川 弘明 教授 ヨシカワ ヒロアキ
所属
金沢大学 保健管理センター
研究分野
精神神経科学
キーワード
神経内科学、神経科学、神経生理学、メンタルヘルス、疫学

 能登半島地震のケアを行うために、全学メンタルサポートチームKEYPATの立ち上げ、心理面のサポートを実施しています。

 これまで、災害被害や長時間労働などで過剰な負荷がかかる場合の、自分では自覚しがたいストレス負荷状態を、生理学的に測定することにより早期に検知して、疾病に発展する前に適正な介入により緩和するための研究を行ってきています。

 学生支援プログラムとして実施している食育、コンサート等の活動や、カウンセリング、ストレスマネジメントを実施し、より効果的な心理サポートの在り方を地域自治体とも連携、検討していきます。

 是非、みなさまのご協力のほどをよろしくお願いいたします。


ダウンロード
研究概要 (78 KB)
外部サイト
所属の詳細はこちら
吉川 弘明 教授 ヨシカワ ヒロアキ
寄付する 寄付方法
・返礼品
シェア
で応援

研究内容

能登半島地震における全学メンタルサポートチームKEYPATの立ち上げ

 こころのケアを目的とした専門チーム「KEYPAT」を立ち上げ、復興の支援を行っています。被災地において、学内の公認心理師など約20人の教職員がメンバーで、学生、留学生、教職員やその家族などに計約160件のカウンセリングを実施しました。

KEYPATの活動状況

• 1月1日:能登半島地震発生。
• 1月5日:学長により関係者の招集。KEYPAT発足。同日のうちにコアメンバーにより、KEYPAT体制案を構築。チームAの運営体制を確認。KEYPATメーリングリストを構築。KEYPAT申し込みメールアドレスを作成。保健管理センターのwebサイトに災害時の心の健康に関するメッセージを掲載。
• 1月6日:附属学校園統括長によりチームBの体制を策定。人間社会学域長により、チームCに加わる同学域所属の公認心理師に協力依頼。
• 1月9日:最初の相談申し込みあり。対応開始。
• 1月22日:チームBメンバー全体のwebミーティング開催。
• 1月24日:チームCメンバー全体のwebミーティング開催。
• 1月26日:コアメンバーとチームCの公認心理師1名が、附属小学校を訪問。カウンセリングを実施するとともに、校長、副校長、養護教員、スクールカウンセラーとミーティングを行った。

今後の支援について

 能登は「別世界」ではなく、大学のある金沢とも地続きです。被災の程度に県内でも濃淡がある今回の災害に、地方と都市部がどう関わり合い、支援を続けていくのか。これからも被災地に足を運んで支援者への支援のあり方を考え、実践していきます。